児童発達支援・放課後等デイサービスには児童指導員等加配加算と専門的支援体制加算がありますが、両者には共通点が多くあり、混同しやすいです。ここでは広島市の障害福祉サービス専門の行政書士が両者の違いをご紹介します。
児童指導員等加配加算と専門的支援体制加算の違い
1,加算の目的の違い

児童指導員等加配加算の目的・・・利用者の支援を強化するため(手厚い支援をするために員数を増やしている)
専門的支援体制加算の目的・・・利用者に専門的な支援を行うため(専門的な知見・技術を持った人材を配置している)
2,個別支援計画への位置づけの違い

児童指導員等加配加算では、個別支援計画に位置付ける必要はありませんが、専門的支援体制加算では、個別支援計画に位置付けられている必要があります。
3,混同しやすい理由①

児童指導員等加配加算の「児童指導員等」には、児童指導員の他、保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、手話通訳士、手話通訳者、特別支援学校免許保持者、心理担当職員、視覚障害児支援担当職員、強度行動障害支援者養成研修の修了者が含まれています。
専門的支援体制加算の「理学療法士等」には、理学療法士の他、児童指導員、保育士、作業療法士、言語聴覚士、心理担当職員、視覚障害児支援担当職員が含まれています。
なんと、下線の7職種が共通しています。
換言すると、理学療法士や作業療法士といった専門職がいなくても制度上は専門的支援体制加算を算定できます。
但し、実務上児童指導員や保育士がこれら専門職と同等レベルの専門的支援を行うのは相当ハードルが高いと言えます。
4,混同しやすい理由②

児童指導員、保育士の経験年数について、
児童指導員等加配加算では、児童指導員(または保育士)として配置される以前の経験もカウントできるのに対して、
専門的支援体制加算では、児童指導員(または保育士)として配置された以後の経験しかカウントできません。(児童指導員、保育士ともに5年以上児童福祉事業に従事していなければなりません)
両者で180度違う要件となっています。
5,混同しやすいい理由③

児童福祉事業での経験について、
児童指導員等加配加算では、特別支援学校、特別支援学級、通級での指導も含まれるのに対して、
専門的支援体制加算では、特別支援学校、特別支援学級、通級での指導は含まれません。
両者で180度違う要件となっています。
6,結局どちらの加算をとればいいのか?

一概には言えません。というのも事業所の差別化ポイントとして何を挙げるか、に依るからです。
一般的には「専門職による個別支援が受けられる」ことをアピールする方が利用者募集にとって有利でしょうが、専門職は人員確保面でハードルが高くなります。
一方利用者の募集に当面問題がない場合は、比較的採用しやすい児童指導員を手厚くする方がいいです。
加算単位数のみについていえば、児童指導員等加配加算の方が専門的支援体制加算よりも単位数が多いため、第一に児童指導員等加配加算を算定し、第二に専門的支援体制加算を算定することをおすすめします。
当事務所では、児童発達支援、放課後等デイサービスの加算についての相談を承ります。

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