放課後等デイサービスでは、支援の質の向上のために放課後等デイサービスガイドラインが定められています。ここでは、広島市を例に、障害福祉サービス専門の行政書士が放課後等デイサービスガイドラインの構成内容についてわかりやすく解説します。
放課後等デイサービスガイドラインの構成内容
1,放課後等デイサービスガイドラインが策定された背景

放課後等デイサービスは平成24年に児童福祉法に規定されたサービスで、他の障害福祉サービスと比べて日が浅く、また利用する児童が抱える課題が多様であり、事業所に求められるサービスも多様です。
その結果、提供されるサービスの質のレベル差が大きいのが実情です。そのため、サービスの質を担保するためのガイドラインの策定のニーズが高まり、平成27年に「放課後等デイサービスガイドライン」が策定されました。令和6年7月に改訂されています。
2,放課後等デイサービスガイドラインの構成内容

支援に当たっての留意事項、本人支援・家族支援・地域支援・移行支援、個別支援計画の作成の流れ、関係機関との連携、支援の提供体制(設備・人員・管理)、支援の質の向上と権利擁護 の内容で構成されています。
(1)支援に当たっての留意事項

年齢層ごとの特徴をふまえた支援のために6歳〜18歳を4つの区分に分け、それぞれの一般的な特徴を列挙しています。
(2)本人支援・家族支援・移行支援・地域支援

本人支援・・・5領域(健康・運動・行動・コミュニケーション・人間関係)ごとの主な支援内容を列挙しています。
家族支援・・・児童は家庭の影響を大きく受けるため、家庭生活を安定させるための支援を列挙しています。
移行支援・・・こどもが地域社会に溶け込んで生活できるように、事業所を卒業したあとの施設との連携支援を列挙しています。
地域支援・・・こどもの成長過程ごとに関わる機関(学校、病院、児童相談所など)との連携を列挙しています。
(3)個別支援計画作成までの流れ

① 相談支援事業所による利用計画案の作成と市による利用決定
② 担当者会議と利用計画の確定
③ 個別支援計画にもとづいた放課後等デイサービスの提供
④ 個別支援計画の進捗確認(モニタリング)
(4)関係機関との連携

市、学校、病院、児童相談所等との情報共有
(5)支援の提供体制

適切な人員配置
管理者の責務
管理者による適切な運営管理
施設・設備について配慮すべき内容
衛生対策・安全管理
(6)支援の質の向上・権利擁護

従業員研修計画と研修受講支援
虐待防止
身体拘束の適正化
当事務所では、放課後等デイサービスのガイドラインについて、相談を承ります。

まずはお気軽にご連絡ください。

